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血圧を上げるホルモン

血圧を上げるホルモンは様々な種類がありますが、レニン・アンジオテンシン系のホルモンは、特に血圧に関係しています。

■レニン
交感神経が活発になると、腎臓からレニンが分泌されます。
レニンは、血液中のアンジオテンシノーゲンを分解し、アンジオテンシンⅠにします。
アンジオテンシンⅠは、アンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きにより、「アンジオテンシンⅡ」というホルモンになります。

■アンジオテンシンⅡ
アンジオテンシンⅡは、血管を収縮させたり、腎臓に作用してナトリウムを溜める作用があります。
体内のナトリウム量が増えると、体内の水分量も増え、血液量が多くなります。
そのため、心拍出量が増えて血圧が上がります。
また、アンジオテンシンⅡには、交感神経を興奮させる作用もあるため、さらに血圧を上げてしまいます。

ナトリウム

ナトリウムは食塩の成分であり、摂取しすぎると血圧を上げてしまいます。

余分なナトリウムは腎臓でろ過され、尿として排泄されますが、摂取しすぎると血液中のナトリウム濃度が高くなり、この濃度を一定に保つために血管の周囲の水分が血管内に引き込まれます。
結果的に血液量が増加し、心拍数量が増えて血圧が上がります。

また、塩辛い料理を食べると水が飲みたくなり、それが原因で血液の量も増えてしまいます。
塩辛い食べ物は、なるべく避けるようにしましょう。
高齢者の場合は、腎臓の機能が低下しているため、血液中のナトリウムがうまく排泄されない傾向があります。